沈黙のWEBマーケティングを現役SEO担当が読んでみた 中編
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↓記事の続き
設定や内容が所々ぶっ飛んでるんだけど、つい沈黙のWEBマーケティングを読んでしまう苦労詐欺だ。
なんかわからないけど、これすごいハマるんだよな。
前編でも言ったけど、設定がぶっ飛んでる割にSEOやWEBマーケティングに関して要点をしっかりと抑えた解説が入ってるんだよね。
これを機にSEO専門でやってた僕もマーケティングやライティングについて学んでみようかなと思ってる。
ライティングは今後の仕事やブログにも役立つ気がするし、書籍あさってみようかと考えてる。
SEO・WEB関連の書籍なら、読んだ後にこのブログでレビューすることもできるしね。
さて、今回は中編として沈黙のWEBマーケティング4話~6話までを読み解いていくよ。
今回も読み応えあったし、かなり勉強になることも多かったよ。
1~3話までのお話
1~3話までのはなしをザックリと説明~
彼の正体はWEBマーケッターで、今回はガイル社に騙されてしまったオーダー家具のマツオカを救うため、コンサルを行う。
彼はSEO・WEBデザイン・WEBライティングの知識を総動員し、マツオカのサイトをある程度までは復活させたものの、ガイル社の横槍によりまたもや窮地に立たさせるのだった。
ちなみにここまでのストーリーの間に、↓のような設定もわかったよ。
- 40kgもあるノートパソコンはCPUを最大限活用するために改造してあるため、10分しか持たず、限界を越えると熱を出す
- 片桐のタイピングは熱風を巻き起こす
- 通常のパソコンだと片桐の力に耐えきれず、力を跳ね返して指を骨折させてしまう
- ヴェロニカはナイスボディのグラマラス姉ちゃん
( ゚д゚)ウム、ヴェロニカを僕にくれ
まぁ、簡単に要約すると、ぶっ飛んだ設定とストーリー展開でSEOやWEBに関する内容を色々と教えてくれるなかなか面白い内容だよってことかな。
僕もこれぐらいのストーリー展開を自分のブログでやって、SEOのことを説明したいが、何もアイディアが思い浮かばないわ~(;・∀・)
とりあえず、続きの4~6話を読み解いていくよ~
4話はSWOT分析やブラックハットSEOについて
PAGE04 逆襲のSWOT分析
引用元:逆襲のSWOT分析 | 沈黙のWebマーケティング
前回の話から、マツオカのWEBサイトが順調に行き始めたと思ったら、ガイル社が作った多数の比較サイトに上位を占められてしまう自体に陥る。
ちなみに、話の中でも解説されていたけど、この手法は「ブラックハットSEO」と言われる手法だよ。
ブラックハットSEOにはいくつか手法があるけど、大体が検索エンジンのアップデートに引っかかっていたりするよ。
でも、一時的に順位を上げるならこの手法が得策で、特に今回の話のように、相手のサイトを上位から弾き出すための逆SEOとして使うにはうってつけなんだよね。
効果は一時的なものだし、あまり気持ちのいいやり方じゃないから、僕個人としてはオススメしないかな~。
さて、このガイル社のやり方に対して、ボーン・片桐はまずSWOT分析をやるように促してるね。
前も書いたけど、僕はマーケティングに疎くて、今回のSWOT分析も名前は聞いたことあるぐらいだったよ。
今回の話でSWOT分析ってのがどういったものなのかがよく理解できたし、これも機会があれば取り入れたいな~と思ったよ。
正直、案件数が大量にあって、一件一件へ丁寧に対応するのが難しいうちの会社で、SWOT分析を行うのは現実的じゃないけどね。
今回はこのSWOT分析から、マイナス面をプラスに転換する方法と比較サイトの掲載されないことを逆手に取るっていう発想に繋がる流れになっていたよ。
でも、このままだと上位に表示されないから、最後に検索連動型広告も利用していくことになってた。
また、比較サイトのビジネスモデルについても書かれていて、WEBの仕事をしているなら学んでおくべきことかなと思ったよ。
検索連動型広告ってお金掛かるんじゃないの?
GoogleアドワーズやYahoo!プロモーション広告なんかを使って広告を出すんだけど、お金がかかるわね。
で、できればお金を使わずにどうにかする方法は…
ん~、比較サイトの順位が落ちてくるのを待つしか無いわね。
多少の出費は仕方なしってことだな。
逆SEO的なもので、効果は一時的なものだけど、一時的でも相手を上位から占めだしたいって時にはうってつけだよ。
SWOT分析は自社のプラス面・マイナス面を書き出し、今後の対策に活かすことができるマーケティング手法の1つだよ。
検索連動型広告や比較サイトのビジネスモデルなんかにつても書かれていたから、読んでみるといいよ。
5話はコンテンツマーケティングについて
PAGE05 コンテンツSEOの誘惑
引用元:コンテンツSEOの誘惑 | 沈黙のWebマーケティング
5話目にして新キャラ、海外留学帰りでマツオカにインターンにきている大学生が登場~
この子が海外で学んだコンテンツマーケティングについて詳しく話してくれるよ。
内容をちょっとまとめてみた
- 日本も海外もこれまでは被リンクを購入していた
- Googleエンジンはこれをポリシー違反として取りしまりだした
- そこで、自然リンクがもらえるようにコンテンツに力を入れだした
- FacebookやTwitterでシェアされているようなコンテンツが自然リンクを多く貰っている
- 炎上している記事からも言えることだけど、人の承認欲求を満たすようなコンテンツが被リンクをより多く集めている
- 面白いコンテンツを作れば多くの人にシェアされて自然リンクをより多く集める
ちなみに話の中では、マズローの欲求5段階説を詳しく紹介していたよ。
承認欲求ってのは知っていたけど、こういった説があるのはしらなくて、また1つ勉強になったなと思ったよ。
さて、大学生の話の結論としては、面白いコンテンツを作って、バズらせれば被リンクが多数ついてサイトの順位が上がるよ!的なことらしい。
僕が思ったのは、バズを狙えるほどのコンテンツを作るのはかなり難しいし、話の中では「バズボンバー」という面白コンテンツに特化した会社も出てきてて、そこに勝つには至難の業なのでは?と思った。
話の終わりの方ではボーン・片桐が現れて、「お前は社員に漫才でもやらせるのか?」と話をぶった切り。
最後は「バズボンバーと同じfunnyではなくinterestingの方向でやれ」と意味深な発言をして次回へ。
実際にバズるような記事やコンテンツ作るのって難しいよな~。
そうね~、バズを狙った面白い記事やコンテンツにはそれだけお笑いのセンスが必要になってくるわね。
そうだよな~、売れてる芸人じゃなければ万人受けするようなコンテンツなんて難しいよな~。
それに面白いだけじゃなくて驚かせるような要素も後々必要になるわね。
そうか、面白いだけじゃマンネリ化して飽きられるから、そうならないような仕組みが必要になるわな。
それに対してボーン・片桐は「funnyではなくinterestingの面白さでやれ」と言い出すよ。
面白い記事やコンテンツで自然被リンクを付けるにはセンス&驚きが必要でかなり難しいことだと僕は思うよ。
6話はinterestingなコンテンツについて
PAGE06 コンテンツマーケティング攻防戦
引用元:コンテンツマーケティング攻防戦 | 沈黙のWebマーケティング
5話の最後で覚醒したボーン・片桐は覚醒モードで自身のPCを使ってマインドマップを作成!
この作品でマインドマップを使うのは2回目で片桐マインドマップ好きだなとか思ったけど、思考をまとめるには最適なものではあるね。
ちなみにWEB上でマインドマップを作りたいのなら、過去に僕が紹介したcacooがオススメだよ。
マインドマップだけでなく、サイトマップやワイヤーを作るのにも最適だから、是非一度は触ってみてほしいかな。
片桐が作ったコンテンツ用のマインドマップから、インターン大学生どんなコンテンツを作ればいいかを読み取っていく流れになっていったよ。
内容としては、人は他社とコミュニケーションをとるために記事やコンテンツをシェアするから、社会的認知度・社会的関心度を重視したコンテンツを作れってことみたい。
社会的認知度・社会的関心度に関する説明については、インターン大学生が分かりやすく説明してくれてたので、ありがたく引用~m(_ _)m
のび太の勉強机は、家具屋の視点から見ると理想的な設計だった件
雄介の勉強机は、家具屋の視点から見ると理想的な設計だった件
上記のような2つのタイトルのコンテンツがあった時、大体の人は国民的アニメの主人公である「のび太」の名前が入ったタイトルの方に興味が惹かれるよね?
これはのび太が社会的認知度が高くて(世間的に多くの人が知っている)、社会的関心度が高い(世間的に多くの人が興味がある)からってことだね。
ここら更に「のび太の勉強机は~」の記事を自身のTwitterやFacebookでシェアすれば、同じように興味を持った人がシェアしたりコメントを残したりして、コミュニケーションの1つになるってことだね。
特にのび太のようなより多くの人が知っていて興味が惹かれるような物であるほどシェアされやすくなるから、ボーン・片桐は社会的認知度・社会的関心度を重視したコンテンツを作れって結論を出したわけだね。
ついでに4話でボーン・片桐が言っていたfunnyとinterestingについて、意味を調べてみた。
奇妙や奇怪な感じや相手を笑わせる的な意味で使われる「面白い」
興味を引くような・関心を持つような意味での「面白い」
どちらも「面白い」って意味なんだけど、funnyはセンスを問われるようなものに対して、interestingは知識なんかを出して興味をもってもらうって感じだね。
funnyだと行う人が問われるけど、interestingだと工夫すれば誰でもできるんじゃないかと思ったよ。
この後、マツオカVSバズボンバーによるコンテンツ対決になったけど、バズボンバーに大差をつけられる流れになったわよ。
マツオカ側が作ったコンテンツに全然アクセスがなかったってこと?
バズボンバーの社員一人ひとりのアカウントはそれぞれ沢山の人にシェアされているから、それを使って拡散しまくってシェア数で大差をつけられたってことみたいね。
( ´゚д゚`)エーなんかずるくね?
これも一種のSNSマーケティングという手法で、正攻法ではあるから、特に問題はないわよ。
3週刊で出された課題に沿ったコンテンツを作成し公開するものの、バズボンバーのfunnyなコンテンツに大差を付けられてしまうよ。
7話ではSNSの運用などについて教えてくれるみたいだよ。
4話~6話まとめ
前編と比べて長めになっちゃったけど、まぁそれだけ書きたことがあったってことで(;・∀・)
4話~6話までの全体的な内容としては、マーケティングがかなり中心の内容になっていかなと。
「沈黙のWebマーケティング」ってタイトルなんだから、マーケティングが中心なの当たり前なんだけどね。
ただ、Webマーケティングに特化せずSEOの話なんかも組み込まれている分、僕としてはマーケティングの勉強をしながらSEOを復讐できて両得な感じ。
特にコンテンツマーケティングに関する内容が多かったんだけど、少しだけ勘違いしてほしくないなと思ったんはコンテンツマーケティングとコンテンツSEOは違うものってことかな。
僕は過去に記事で、コンテンツSEOとコンテンツマーケティングについて書いているから参考にしてみて。
例えば、今回の6話目で出てくるマツオカが作った記事のタイトル「まるでドラマみたい!素敵すぎる家具に囲まれた仕事場20選」は、マーケティング向けのタイトルであまりSEO向けじゃないかな。
SEO向けのタイトルにするなら「素敵な家具に囲まれて、まるでドラマの中みたいな仕事場20選」にして、家具・仕事場・ドラマあたりのキーワードの組み合わせで順位を見るかな。
この記事の場合、タイトルや内容はマーケティング向けになっているけど、被リンクでSEO対策を行うってことになっているね。
上手いことSEOも絡めてあって、マーケティングについても同時に学べる構造になっていてものすごく感心してしまったよ。
さて、物語も盛り上がってきてるし、残りの7話~9話でどんなことが学べるのか、今からちょっとワクワクしているよ*1
ぶっ飛んでいる設定に対してはいつも吹きそうになるけどね。
この記事の前編はこちら↓
*1:o(´∀`)o