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サイト内の広告・リンクのクリック率計測方法&直帰率の正しい計測方法

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クリック数・離脱率計測アイキャッチ

気がついたら5月が迫ってきていて、やることが片付いていない苦労詐欺だ。
最近仕事になかなか集中できなくて、気がついたら仕事と関係ないサイトを見てたりすることが多いんだよね~(;・∀・)

そんな集中力散漫な僕が今回は、Googleアナリティクスを使って広告・リンクのクリック率を計測する方法&直帰率の正しい計測方法を教えるよ。
WEBマーケティング系の話だけど、こうゆうのは予め設定しておけば、サイトの今後の改善策を考えやすくなるよ。

広告、リンクのクリック率はイベントトラッキングを使って計測

イベントトラッキングをつかって計測

アフェリエイトを行っている人とかだとアドセンス以外にも広告を貼っていることが多いかと思う。
アフィリエイトをやっていなくてもサイト内にリンクを設置していることは多いと思うけど、それがどれぐらいクリックされているのかってのを知りたくない?

広告の場合は、アフェリエイトリンクを提供しているサイトにいけばクリック率等を見ることができるけど、いちいちログインしないといけないよね。
イベントトラッキングを設置すればGoogleアナリティクスで広告&テキストリンクのクリック率をまとめて見ることが出来るよ。

やり方は↓のonclickのコードを計測したいリンクのaタグの中に設定するだけ。
但し、計測したいaタグごとに設置しないと計測できないので注意。

onclick="ga('send', 'event', 'カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', 値);"

上記()内のsendとeventはそのままで、残りのカテゴリ・アクション・ラベル・値はそれぞれ自分が把握できるように変更が必要だよ。
それぞれの項目の説明は表でまとめておくよ。

項目 説明
カテゴリ 計測対象物 link,pdf
アクション 計測したい操作 click,download
ラベル 任意の名前 移行先のページ名等
指標となる値 任意の数値

説明や例を見るとわかるけど、クリック数だけじゃなくてダウンロード数なんかも測ることができるよ。
ラベルに入力したものはGoogleアナリティクスで名前として表示されるので、移行先のページ名や設置されている箇所の名前など自分でわかるようなものを入れておくといいよ。

値は指定しなければ、クリックやダウンロードがされる度に1づつカウントされていくよ。
「1クリックで100円の報酬が発生する」みたいな時にこの値に「100」と入れておけば、100づつカウントされて報酬がどのぐらいになっているのかが把握しやすくなるよ。

設置例も掲載しておくよ~。
今回僕は↓のコードをヘッダーに設置したナビゲーション内のお問い合わせ部分に設置するよ。

onclick="ga('send', 'event', 'link', 'click', 'ヘッダーナビお問い合わせ');"

ヘッダーナビにonClick追加

これで、ヘッダーナビに設置したお問合わせがどれぐらいクリックされているかがGoogleアナリティクスで集計してくれるようになったよ。
複数箇所にリンクや広告・バナーを設置して調べたいなら、コピペでラベルの部分だけ場所を把握できるように変更して設置するだけでOKだよ。

実はこれ「イベントトラッキング」と名前がついてるだけあって、リアルタイムでの確認ができるんだよね。
確認できる場所は「リアルタイム」→「イベント」で、クリックされた場合、画面下のところに表で表示されるよ。

リアルタイムで見る方法はわかったけど、これまでの集計を見るにはどうするんだ?

その場合は、「行動」→「イベント」→「概要」で見ることができるわよ。

なるほど。これで今後どこに広告を設置すればいいかとかがわかるわけだな。

デザインの違うバナーなんかを設置して、どのバナーがクリックされやすいかなんかも調べられるわよ。

アフェリエイトの広告やバナーのクリック数は提供してるサイトにいけば把握できるけど、複数あると一々ログインしないといけないよね。
イベントトラッキングを設置しておけば、広告・バナー・リンクのクリック数をまとめて集計させることができるよ。
設置する位置毎にラベルを設定しておけば、どこがクリックされやすい等の情報を把握するのにも使えるよ。

デフォルトの直帰率は時間の概念が抜けてるよ

時間の概念が抜けている

Googleアナリティクス内の「ユーザー」→「概要」ページ(ログイン時のデフォルトページ)を見た時に、「直帰率」が気になったりすることがあるよね。
ちなみにこのSEOブログだと、1ヶ月で85%ほどの離脱率になってるんだよね。

直帰率85%

これ結構離脱率が高いように見るんだけど、実はこの離脱率は時間の概念が抜けているんだよね。
同じページに数分滞在してから、別サイトに移動しても、数時間滞在してから、別サイトに移動しても離脱の判定になっちゃうんだよね。

個人の考えによるとは思うけど、時間をかけてページ・記事を読んでもらった人を「離脱」に振り分けてしまうのはちょっと違う気がするんだよね。
この離脱率を見て、「離脱率が高いからページ内容を改善させなきゃ」もちょっと違う気がするんだよね。

下手に改善したせいで、記事をあまり読まれずに離脱されたら本末転倒だしね。
だから今回は、もう少し正確に離脱率を測る方法を教えるよ。

これは、サイト内の別ページに移動した場合のみ「離脱」にならないってことか?

そうゆう考えで間違いないわ。

ページ・記事が読まれていても読まれてないくても別サイトに移動した時点で離脱扱いになってるわよ。

これ見て、サイト改修した挙句にページや記事が読まれなくなったら最悪だな~(;・∀・)

Googleアナリティクスに表示されている「離脱率」は時間の概念が抜けているよ。
何分滞在しても、何時間滞在しても、別サイトに移動した時点で「離脱」扱いになるよ。
この情報だけでページや記事を必要ないのに修正して、記事が読まれずに離脱されるようになってしまったら本末転倒だね。

正しく計測したいならsetTimeoutを追記しよう

これらを滞在時間で判別して離脱に振り分けるかどうか制御する方法が存在しているよ。
それが「setTimeout」というJavascriptのコードで、これをGoogleアナリティクスのコード内に設置することで、滞在率をある程度コントロールすることができるよ。

↓のsetTimeoutのコードをアナリティクスのトラッキングコード内に設置すれば機能してくれるはず。

setTimeout("ga('send', 'event', 'stay', 'read');",60000);

一番後ろの数字以外は特に弄らなくて問題ないはず。
最後の数字が滞在時間の基準となる数字になっていて、60000=60秒ってことになるよ。

上記の設定の場合はページ・記事内に60秒以上いた場合は、その後サイト移動しても離脱に含めないってことになるよ。
↓のようにGoogleアナリティクスのトラッキングコード内に追記すればOK

<script>
  (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
  (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
  m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
  })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
 
  ga('create', 'UA-XXXXXX-XX', 'example.com');
  ga('require', 'displayfeatures');
  ga('send', 'pageview');
  setTimeout("ga('send', 'event', 'stay', 'read');",60000); //1行追加する
 
</script>

はてなブログの場合、サイト内の設定でプロパティIDのみを貼り付けて反映させているから、上記のコードを追記することができないよね。
その場合でもheadを弄ることができれば設定できるからやり方を紹介するよ。

これであとは、滞在時間を調整すればOK。
ちなみにこのsetTimeoutのコードもイベントトラッキングの一種だから、設置後Googleアナリティクスのリアルタイムから反映できているか確認できるよ。

リアルタイムにうまく反映されてない場合は、setTimeoutの設置を失敗しているか、そもそもアナリティクスコードの設置を失敗してる可能性もあるわね。

はてブで設置する場合は、コード自体設定し直すから、アナリティクスコード自体が機能してない可能性があるのか。

そうね、昔は設置後1日経たないと反映されているかわからなかったけど、今はリアルタイムでイベントコードが機能しているかどうかぐらいなら確認できるようになったわ。

ちなみに滞在時間ってどれぐらいを目安にするのがいいんだ?

ん~、人それぞれだし根拠とかあるわけじゃないけど、個人的には3分(180000)ぐらいにしておくのがいいと思うわ。

JavascriptのsetTimeoutを使えば、滞在時間による離脱率のコントロールをすることができるよ。
設置して反映されれば、指定した時間以上の滞在後サイト移動されても離脱に含まれなくなるよ。
3分も滞在してくれれば滞在ページ・記事の内容をある程度読んでいると思われるから、時間はそれぐらいの設定でいいと思うよ。
はてなブログでsetTimeoutをアナリティクスコードに設置する場合は、アナリティクスコード自体の張り替えが必要だから注意。

直帰率を下げて回遊率を上げたいなら関連記事を設置しよう

setTimeoutの設置で直帰率は下がったものの、あまり他のページを見てもらえていない、回遊率があまりよくないといった状態だったりしない?
特にGoogleアナリティクスの「ユーザー」→「ユーザーフロー」を見てみるとよくわかると思う。

この項目ではユーザーが次にどのページに移動したのかが図で分かりやすく表示されているんだけど、同時にページからの離脱率もわかるんだよね。
↓はこのSEOブログのユーザーフローなんだけど、どの開始ページも90%前後が離脱してたよ。

ユーザーフロー離脱率95%

個人サイトではなくブログだから離脱されちゃってもいいんだけど、できれば他のページも見てもらいたいよね。
そうゆう時は、記事下辺りに関連記事が表示されるコンテンツを導入しよう。

はてなブログでの記事内関連記事コンテンツ導入方法は↓のサイトが紹介してくれてるよ。

記事内の内容に沿って設置すれば関連記事コンテンツの設置ができるよ。
一応アドレス先の記事の内容はレスポンシブに対応してるものになるよ。

PCサイトとスマホサイトを別で表示させてるって人は↓のサイトで紹介されているような関連記事コンテンツをPC表示用として導入するといいかも。
関連記事を記事下にブログカードで自動的に表示してくれるコンテンツだよ。

サイトによってはブログカード使ってないし、あわせて読みたいや関連記事を手動で毎回入れたいって人もいるかな。
そうゆうときは↓の記事を参考にリンクを装飾して毎回関連記事を選んで入れてあげるといいかも。

僕もこのSEOブログでは極力ブログカードを使わないでやってるから、このリンク枠を囲って目立たせるを取り入れようかと。
この方法なら、多分レスポンシブサイトでも問題なく反映されるだろうからね。

なるほど、記事の最後に記事内容と関連したものが別ページにあるよって教えてあげれば、そのページに飛ぶ可能性が高まるわけか。

そうゆうことよ。記事を最後まで読んだってことは、少なくともその記事の内容に興味を持ってるってことになるわね。

他にも関連した内容の記事が同じサイト内にあるってわかれば、それに関して検索したりする必要なくなるわね。

たしかにブログ記事を最後まで読んで、自分が知りたいと思った情報がなかったら、それについて検索しようと思うわな。

自サイト内での回遊率を上げたいのであれば記事下に関連記事コンテンツの導入をオススメするよ。
関連記事コンテンツの導入方法は色々あるけれど、自サイトのデザインとかに合わせた方法がいいと思うよ。
回遊率を上げれば、直帰率が下がると同時にその人が読者登録してくれる可能性なんかが高まるよ。

まとめ

それでは今回のイベントトラッキングについてまとめていくよ~

  • サイト内の広告・バナーやリンクのクリック数はまとめて計測する方法があるよ
  • Googleアナリティクスのイベントトラッキングを使えば、イベントごとにクリック数を計測可能だよ
  • やり方は計測したいリンクのaタグごとにタグ内にonClickのコードを設置すればOKだよ
  • イベントトラッキングはGoogleアナリティクスのリアルタイムに反映されるから、設置直後に機能しているかどうか確認できるよ
  • Googleアナリティクス内で表示されている直帰率には時間の概念が無いよ
  • 閲覧しているページ内に何時間滞在しても、そこから別サイトに移動されたら直帰に振り分けられてしまうよ
  • JavascriptのコードであるsetTimeoutを使えば、滞在した時間によって直帰かどうかの振り分けができるよ
  • はてなブログで設置をする場合は、トラッキングコードを張り替える等の手順を踏む必要があるよ
  • setTimeoutoも実はイベントトラッキングだから、Googleアナリティクスのリアルタイムで反映されているか確認できるよ
  • サイト内の回遊率を上げたいのななら関連記事コンテンツを記事下に設置するといいよ
  • 関連記事コンテンツの導入方法は様々なものがあるけど、自サイトのデザインに合わせたものがオススメだよ
  • 関連記事が記事の最後に掲載されているだけで、気になったことを調べたりする必要がなくてユーザーの利便性向上に繋がるよ
  • 回遊率が上がればそれだけサイトに興味を持ってもらえて、読者登録してもらえる可能性が上がるよ

ちなみにイベントトラッキングってのはユーザーの行動を計測することができるGoogleアナリティクスの便利な機能で、Javascriptのコードとして用意されていることが多いよ。
これはGoogleアナリティクスのコード自体がJavascriptでできているからだよ。

ユーザーの行動を計測することでサイトの対策の1つとして利用することができるよ。
回遊率をあげることでリピーターになってくれる人が現れる可能性が高まるから、関連記事コンテンツの設置もやってみよう~。